東アジア(日本・中国・韓国)のエイズ・HIV感染事情

日本は先進国の中でも珍しくエイズ・HIV感染率が増加している事で有名ですが、お隣韓国や中国では現在どのような状況なのでしょう。アジア人として海外ではひとくくりにされがちな日中韓ですが、文化も性事情も異なる三国、エイズ・HIVに関しても興味深いデータが出ています。

 

日本の2倍近い韓国のエイズ・HIV感染率

韓国は日本からも2時間程で行ける国で、週末旅行でも気軽に旅行する人がいます。日本語を話す韓国人も多いので、現地でも過ごしやすいです。世界的にはHIV新規感染者は年々減少していますが、実は韓国はむしろ増加しています。人口は日本の約40%程度にも関わらず、新規感染者は日本と変わらず約1000人です。この背景には、日本の性産業が売春組織によるものが多く、そこから感染が拡大しています。

HIV/AIDS申告現況年報によると、新規感染者は2010年で837人だったものの、2016年には1199人と43%も増加しました。韓国では1985年に初めてHIV感染者が二人確認されました。2000年には244人、2013年以降は毎年1000人以上が新規感染しています。

また、HIV/AIDS感染者累計で1万1439人になりました。多くの先進国では年々減少しているものの、韓国では年々増加しているという現状です。感染者の内訳は男性の方が女性より12倍も多く、20歳代に多いです。この背景には危険な性的接触、HIV検査の機会が増えたことで、潜在的な感染者が顕在化したとも言われています。この状況を鑑みて、保健局はHIV感染予防を強化しました。全国の保健所では1989年から無料・匿名で検査が可能で、民間団体ではエイズに関する相談も可能になりました。

 

同性愛者の増加とともに増える中国のエイズ・HIV感染率

中国は2016年のAIDS患者は54,360人で前年に比べて8.0%増加しました。これは2011年以来中国では増加しています。

また、中国では年々同性愛者が増加しており、それに伴い感染者も増加しているのではという指摘もあります。男性患者のほぼ全員が同性愛者と北京市が発表しました。また、北京では感染者が約20%も増加しており、その大半は同性愛者とされています。新規感染者の同性愛者の割合は、2000年までには0.3%だったのが、2007年には12.2%、2009年には32.5%と年々増加しています。しかし、同性愛者の70~90%が既婚、または結婚予定で、今後、妻にHIVが感染拡大するのではと懸念されています。同性愛者が増加した背景には、ひとりっこ政策によって、男女比率が男:女=3:1で、女性が少ないことも一因なのではとも言われています。2007年に中国当局は、ホテルやリゾート、公共シャワーやバーなどに避妊具を用意することを義務付け、また、当該施設にエイズ予防についての小冊子も陳列することも加え、違反者には罰則も科しました。

 

日本国内のエイズ・HIV感染率の現状と事前の対策

日本のHIVの現状は先進国の中で唯一HIV感染者が増加していると揶揄されています。一部の先進国を除いて、他の国は減少及び横ばい傾向です。日本国内では新規HIV感染者はこの2014~2016年の3年間では約1000人でほぼ横ばいです。HIV感染者の多くは20~30歳代で、男女比は男性の方が女性よりも6倍多く、感染した男性のうち64%が同性間による感染経路と報告されています。一方で女性は異性間による感染が64%と真逆の構造となっています。この数値から読み取れることはHIV感染者の多くは男性の同性愛者ということがわかります。

AIDS発症者は約二万人とされていますが、2015年の日本エイズ学会で、この患者以外に未診断の患者が約8000人いると推計されると発表され波紋を呼びました。また、近年では東京や大阪で感染者が激増しているという報告あります。アフリカや東南アジアとは違い、日本は衛生環境が良好です。にもかかわらずこのような現状には「性交渉に積極的なHIV感染者が、性活動が盛んなコミュニティや集団に入り込み、そのメンバーと次々と関係を持てば、その枠の中でどんどん感染が拡大していっている」と懸念されています。

日本では1989年にエイズ予防法が制定されましたが、入国規制など差別を助長する施策があったため、1999年に感染症新法が新たに制定されました。感染予防だけでなく、治療や家族支援を含む包括的な政策へと転換が進みつつあります。

日本は全国の保健所で匿名でHIV検査が無料で受けることができます。大都市では夜間や土日の検査や迅速検査も導入されています。しかしこれはあまり大きな成果には至っておらず、自発的な検査で判明するのは全体の約1/3にとどまり、残りは入院時の治療前の検査、産院での妊婦健診などで発覚するケースです。このように、自覚がないままHIVに感染してしまったり、AIDSが発症するまで自覚がないケースも未だあります。早期発見は早期治療にもつながります。少し疑問があるなら迷わずに検査に行くことをこころがけましょう。それが自分だけでなく大切なパートナーや家族を助けることにもつながります。

 

日本の夜遊びも海外と同じぐらい注意が必要

日本国内でも海外旅行に行く時のように注意をしてしすぎることはありません。もし夜遊びをする場合はこのようなリスクがあるということを念頭において、自分の身は自分で守ることを第一優先に心掛けましょう。中国や韓国も同様に、相手が自分と同じくらいの知識やスタンスではないということを頭にいれ、自分の身を守ることを優先的に考え、夜遊びを楽しみましょう。

 

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